旅行中に出会って結婚した場合の配偶者ビザ申請
在留資格「日本人の配偶者等」や「永住者の配偶者等」の申請では、婚姻の真実性が重要な審査ポイントとなります。
近年では、海外旅行中や日本旅行中に出会い、その後交際を経て国際結婚に至るケースも少なくありませんが、「旅行中に出会った」という事情は、どのように評価されるでしょうか。
本記事では、旅行中に出会って結婚に至るケースについて、配偶者ビザ申請の観点から解説していきます。
1 旅行中の出会い
まず押さえておくべきなのは、旅行中に出会ったという事情そのものが問題視されるわけではないという点です。
現在では、海外旅行、留学、観光、SNSなどをきっかけとして国際結婚へ発展するケースも一般的になっています。
そのため、旅行先で知り合ったという事情だけを理由に、直ちに偽装結婚を疑われて、配偶者ビザ申請が不許可になってしまうわけではありません。
2 配偶者ビザ申請のポイント
入管審査では、旅行中に出会ったという事実よりも、その後どのような経緯で交際へ発展したのか、結婚に至るまでどのように交流を続けてきたのかという点が重要になります。
出会いの点よりも、その後の交際実態を丁寧に立証することが重要となるでしょう。
具体的には、SNSやメッセージアプリの履歴、通話履歴、再び会った際の写真などを提出し、旅行後も継続的に関係性が維持されていたことを、客観的資料を用いて立証するべきでしょう。
3 質問書の記載は特に重要
旅行中に出会ったケースでは、質問書の記載内容が特に重要になります。
入管審査は原則として書面審査であるため、入管担当者は、質問書を通じて夫婦関係の形成経緯を把握することになります。
そのため、どこで出会ったのか、旅行後どのように交流を継続したのか、などについて、具体的かつ自然な流れで説明する必要があります。
また、質問書の記載内容と上記に記載した客観的資料に齟齬が生じないよう、丁寧に作成する必要があります。
4 慎重に判断されるケース
以下のような場合は、特に慎重に判断されることがあるため、しっかりと手当をすることが大切でしょう。
⑴ 交際期間が短い
旅行中に出会ったケースでは、出会いから結婚までの期間が比較的短いケースがあります。
このような場合、入管担当者から、婚姻意思が形成されたプロセスについて慎重に確認されることがあります。
⑵ 年齢差が大きい
旅行中に出会うカップルは、年齢差が大きいケースもあります。
年齢差が大きい場合、慎重に判断される傾向にあるため、手当が必要になるでしょう。
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